芸術見聞録

展覧会の予習、感想など。

ミュシャ展 雑感 2

この展覧会では当然スラブ叙事詩に注目が集まるが、堺市立文化館の収蔵品も展示されている。プラハや大阪に行かずとも観ることができるのだ。

 ここではムハの油彩画も観ることができる。(スラブ叙事詩テンペラ画)まさか「クオ・バディス(Quo Vadis)」や「ウミロフ・ミラー(Umiroff Mirror)」があるとは思わなかった!本当に見応えのある展覧会だ。私は特に「ラ・ナチュール(La nature)」に引き付けられた。パリ万国博覧会に出品され、本物は世界に2体しかないという。http://japan.digitaldj-network.com/articles/41596.html

画集だと写真で特定の方向からしか観ることができない。立体で観ると、どの角度から見ても完璧な作品であることが分かる。ムハの才能が漫画家程度のものだと思っている人はこれを見て考えを変えるだろう。

 

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(筆者撮影)「1900年パリ万国博覧会ボスニアヘルツェゴビナ館、壁画の下絵」も印象的だった。ペンか何かで生き生きとした線で描かれている。ムハの躍動感はこの線から来るのだなと思った。絵の上手い人というのは構図や描く線が予め決まっているらしい。私みたいに線を描いては消し、描いては消していた人間は才能がないのだなとつくづく思った。

(つづく)

 

ミュシャのすべて (角川新書)

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ミュシャ展

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