芸術見聞録

展覧会の予習、感想など。

ミュシャ展 雑感 5

ムハのスラブ叙事詩には、スメタナ:わが祖国が影響していると言われている。 曲の中には日本人にもお馴染みの「モルダウ」が含まれており、普段クラシックを聴かない人にも親しみやすい。ただ、全曲を通して聴くと78分かかる大作である。 二曲目の「モルダウ…

エリアフ・インバル指揮 ベルリンコンツェルトハウス管弦楽団公演 2

現代はスコアがネットから無料でダウンロードできるという夢のような時代である。私はピアノの初級程度の楽譜しか読めないが、CDを聴きながら見てゆくと今まで朧気だった曲の輪郭がはっきりしてくる。 マーラー交響曲第五番、第一楽章より。執拗なクレッシェ…

エリアフ・インバル指揮 ベルリンコンツェルトハウス管弦楽団公演 1

日本ツアーが堂々スタート!巨匠インバルが率いるベルリン・ コンツェルトハウス管弦楽団|ニュース|音楽事務所ジャパン・アーツ 3月13日にすみだトリフォニーホールで行われた演奏会に行ってきた。 マーラーの交響曲第五番は私の最も好きな曲の一つで、彼…

ミュシャ展 雑感 4

今回の「ミュシャ展」は既に大反響を引き起こしたと言っても過言ではないだろう。チェコと歴史的に縁もゆかりもない東洋の島国で、人々が挙(こぞ)って観に行っているのである。 チェコの人々は、日本人がこれほどまでにムハの絵を愛していることに対してど…

ミュシャ展 雑感 3

とうとうNHKでムハのドキュメンタリーが放送されてしまった。やはりさすがという他はない出来栄え。画家がスラブ叙事詩の下絵を描いている映像は感無量だった。初公開のナチスの資料、最後に収監された独房の映像はNHKならでは。 しかし平和を願って民衆のた…

ミュシャ展 雑感 2

この展覧会では当然スラブ叙事詩に注目が集まるが、堺市立文化館の収蔵品も展示されている。プラハや大阪に行かずとも観ることができるのだ。 ここではムハの油彩画も観ることができる。(スラブ叙事詩はテンペラ画)まさか「クオ・バディス(Quo Vadis)」…

ミュシャ展 雑感 1

ミュシャ展に行ってきた。事前にSNSでいろんな情報を提供してくれた人たちがいたので役に立った。 「NHKネットクラブ」の会員になれば(無料)割引クーポンもある。100円でも割り引いてもらうとうれしいものである。 クーポンのダウンロード(【東京】ミュシ…

ティツィアーノとヴェネツィア派展

以下は「Art Agenda」というサイトに私が投稿した文章です。 モンゴメリの「赤毛のアン」の中に、朗読の舞台に立ったアンを見たある青年画家が、「あの素晴らしいティツィアーノの髪を持つ少女は誰だろう」と言い、それを聞いた親友のダイアナが、「ティツィ…